以前から読もう読もうと思って、積んであった本ですが、やっと読みました。
藤沢数希さんの「外資系金融の終わり」は外からは全くわからない外資系金融機関の様子が包み隠さず書かれています。
リーマン・ショック前と後で大きくその形を変えた金融業界やこれからの金融についてもわかりやすく書かれていました。
個人的に意外だったのは、トレーダーと言われる人たちはケチな人が多いということでした。
著者の部署には車を持っている人が1人しかいなくて、しかもその車が型落ちの中古の日本車だったというのには驚きました。
しかも、銀座の高級レストランにヨレヨレのユニクロの服で行って、ドレスコードに引っかかったという話しなど、
ほんとに?と思いましたが、それくらい「ケチ」というより、費用対効果に厳しくないとトレーダーは務まらないのかな。
すごい稼いでいるからすごく使っているように思いましたが、稼いだ金でさらに稼ぐのが金融のプロなのですね。
なかなか知ることの出来なかった業界のことがよくわかった良い本でした。