食べて健康になるとか、何かを食べるだけで痩せるといった謳い文句は基本的に信じないようにしているのですが、今回「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」という本を読んで、やっぱり信じなくてよかったと強く思いました。
本書では、エビデンス(証明)に基づいて体に良い食品と逆に体に悪い食品が紹介されています。それ以外にはエビデンスがないために、体に良いとも悪いともどちらとも言えないといっています。
わからないことはわからないとはっきり言ってくれると逆に信頼できます。
エビデンスに基づいた健康に良い食事
本書では、信頼できる研究によって本当に健康に良い食事は下記の5つとされています。
- 魚
- 野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない)
- 茶色い炭水化物
- オリーブオイル
- ナッツ類
茶色い炭水化物とは、全粒粉、大麦、オートムギ、ライ麦、キアヌ、玄米、雑穀類、そば粉など加工されていない炭水化物をさしています。
野菜にじゃがいもが含まれないのが少々不思議でしたが、これにもエビデンスがありました。なので、ポテトばかり食べてる人が不健康で太っているのも納得です。
エビデンスに基づいてはっきり健康に悪い食品
健康にとってよくないとエビデンスで証明された食品は下記の3つです。
- 赤い肉(鶏肉は含まない)
※ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い - 白い炭水化物
- バターなどの飽和脂肪酸
糖質制限で肉は何食べても良いと思っていましたが、やはり高タンパクの鶏肉じゃないとだめなんですね。
白い炭水化物は、ご飯やパスタなど、自分も大好きなものばかりなので、こちらをどうするかですね。特に白米は少しでも健康にとって良くないと紹介されています。玄米や雑穀米に変えるしか無いかと思っています。
インターネットでの正しい健康情報の入手方法
日本では信頼できる情報、つまりエビデンスに基づいた情報を得ることは困難なので、英語版の情報を入手せよと著者言います。
情報元としては、ハーバード公衆衛生大学院やメイヨークリニック、ウェブMDなどが上げられています。
英語で読まないといけないと思うと、気が滅入りますが、今はグーグル翻訳があるので、そちらを使う方法が紹介されています。
まず、英語で調べたいキーワードを考えます。例えば、「Meet Health evidence」などです。
それからグーグルの海外版でキーワードを入力、検索結果からハーバード公衆衛生大学院、メイヨークリニックやウェブMDのページを見つかれば、そちらを開きます。
見つかったページをグーグル翻訳でみるとある程度、日本語で読むことができ、意味が理解できます。
この方法でエビデンスに基づいた正しい情報を得ることができます。
信頼できる情報ソースさえ知っていれば、この方法は他の調べ物にも使えそうです。
本書ではっきりと健康に良い食品と悪い食品が証明されました。
あとはどう自分の食生活にこちらを取り入れていくかだけですね。