独立してから日々のお金に追われて、なかなか貯蓄や投資について考える余裕なんてなかったです。
自分で事業をやるようになって8年ほどが経ち、40代になってくると、さすがにお金のことを考えないとまずいという思いにかられます。
それで見つけたのが、「フリーランス、自営業のためのお金の超基本」という本です。
フリーランス、自営業のためのお金の超基本
著書の横山 光昭さんの本は過去に何度が読んでいて、少額でも良いから投資をはじめないと思っていました。
本書では、フリーランスや個人事業主向けのお金のことが書かれています。
フリーランスのお金といっても、申告や節税についてというよりは、稼いだお金をどう活かしていくかについて書かれています。
フリーランスに関してがメインですが、中小企業の社長にもあてはまる内容です。
まず、当たり前ですが、フリーランスにの場合は国民年金保険料。中小企業の社長の場合は厚生年金保険料を払うのがスタートです。
国民健康保険料は病院にかかった場合、自分の支払額は3割すむことを考えれば入っていて全く損がない制度と言えます。
さらに健康保険高額療養費支給制度もあり、医療費が高額になっても国が負担してくれます。つまり、高い生命保険に入る必要なんてまったくない環境に我々日本人はいるということです。
さらにお金を増やすには、まず貯金から始めます。本書では1年分以上の貯金を用意するよう指摘しています。
この貯金はフリーランスや自営業の人にとっての命綱です。
発注主からの不当な要求を跳ね返すためにも1年分以上の貯金をしましょうと本書では言われています。
貯金ができるようになったら、無理のない範囲でつみたてNISAを開始します。
がんばって、1年分以上の生活費がたまったり、貯まるめどがたったらつみたてNISAを増額し小規模企業共済を開始します。
小規模企業共済は、社長の退職金と言われており、月1,000円から70,000円までかけることができます。掛け金は、全額経費となり、掛け金はこまめに変更することができます。
1年一括払いができますので、儲かった歳には多めに掛け金を払うことで節税にもなります。
そうやって少額でも投資にお金を回すことで、お金への興味が出てくると著者は言います。もし、自分のお金の流れを把握していくなら、自分のお金の使いみちがどういう用途に使われているか確認してみましょう。
著者によると理想形は、消費70%、浪費5%、投資25%と言っています。
投資は、さらに「自分への投資10%、貯金お金の投資15%」とすることが推奨されています。
本書を読むまでは、自分のビジネスだけで利益をあげられようにと必死になっておりましたが、お金に稼いでもらうという発想をえることができたのが新たに発見でした。本書では具体的な資産形成の仕方が紹介されていますので、本書を読んでください。
自分はまずはネット証券に口座を作ることから始めたいと思います。