MBの「もっと幸せに働こう」で顧客は誰かを再考した

5.0

自分がMB氏を知ったのは、「最速でおしゃれに見せる方法」という本を読んでからでした。


ファッションにドレスとカジュアルのバランスは7対3を基本にという考え方で、今では自分もこの法則をもとに服を揃えるようになっています。

元々ファッションブロガーという肩書でスタートされて、今はYouTubeや雑誌・テレビなど活躍の幅を広げられています。

○○術で有名な方の場合、一番最初の本にすべてのエッセンスが詰まっているので、続編は焼き直しが多くなるので買わないようにしています。

今回の「もっと幸せに働こう」は、服関連ではなく「MB氏の仕事術」に関する内容だったので買ってみました。

もっと幸せに働こう

もっと幸せに働こう
読むまでは「どうせありきたりなこうやって成功しました!的な本」と思っていたのですが、良い意味で裏切られました。

仕事をする上でこれでもかというくらい実際に使えるノウハウが公開されています。

ここまで手の内を明かして大丈夫なの?とこちらが心配になるほどMB氏の仕事術というか、仕事に対する考え方が書かれています。

「おしゃれじゃない人」のことを日本一考えている

MB氏にとってのメイン顧客は「おしゃれじゃない人」です。おしゃれに興味がある人に対する本はたくさんありますが、おしゃれに興味がなく、おしゃれじゃない人に対する本というのはこれまでなかったように思います。

おしゃれじゃない人におしゃれに興味をもたせるにはどうしたら良いかを徹底的に考えたから今のMB氏のスタイルがあります。
自分のファッション理論を振りかざすのではなく、おしゃれじゃない人にも伝わるにはどうすれば良いのか?

この考えに基づいてすべてが計算しつくされているように思います。

Twitterでは好きなAV女優の話をしたり、おしゃれとは関係ないように思いますが、そういった話をきっかけにして、少しでもMB氏に興味を持ってもらい、おしゃれにも興味を持ってもらえたらという思いがあるのだと思います。

そして、おしゃれじゃない人がおしゃれになるために必要なサービスや提案をどんどん作り出していっている。

顧客は誰か?

喜んでくれる人が誰かをしっかり考え、その人にビジネスを展開する。

顧客の成長、関心に応じてサービスを考えることを改めて考えるきっかけとなりました。

そんなMB氏はいぜんYouTubeでおすすめのビジネス書としてドラッカーの「マネジメント」をあげていました。

本人も自分の成功要因はすべて「マネジメント」に書いてあることを行っただけと言っています。

本書は「マネジメント」を自分のビジネスに活かす方法が書かれた一冊だとも言えます。

起業したいひとだけでなく、なんとく今の状況を変えたいと思っているひとにもささる本だと思います。