本棚をみるとその人の価値観や興味があることがわかると言われていますが、実際そのとおりだと思います。
自分の第2の脳にもなってくれる本棚ですが、なかなか本棚について書かれた本を見たことがなかったので、『本棚にもルールがある』を読んでみました。
本棚にもルールがある
本好きというか知的好奇心の塊のような著者が書いた本書では、本棚を自分の知識を広めるために最大限活用する方法が余すことなく紹介されています。
3つの本棚
新鮮な本棚、メインの本棚、タワーの本棚の3つの本棚を持つことを進めています。
新鮮な本棚は、文字通り買ったばかりの本、これから読む本を置いておく場所で、メインの本棚は、読み終えた本を効率よく並べておく場所であり、ここが自分の知の集積地となる。
さらに、タワーの本棚があり、こちらはふとした時に参照したくなる本を積んでおく場所。
特にメインの本棚に関しては、推奨される本棚まで紹介されており、その思い入れの強さがわかります。
本の選び方
本の選び方って、実は情報収集の仕方とも言えると思います。薄っぺらい内容の本しか読んでない人は話も浅くなりがちです。
自分の得意分野以外の本を読むことで仕事で活かせることが多いのもうなずけます。どんな戦略本読むよりもたぶん孫子の兵法を読むほうが仕事に活かせますし、究極の戦略本は戦争について書かれた本だと思うので自分もその辺りの本を読むことでさらに知識の幅を広げられたらなぁと思います。
本書では本棚だけでなく、「本」も紹介されており、著書の知を垣間見ることもできます。さらにいい本との出会い方や本の読み方に関しても書かれているので、これから本を沢山読んでみようと思っている学生や社会人にはいい参考書になる気がします。
最後には書評の書き方まで丁寧に説明されています。その書評の書き方を参考に今日の書評を書いていますが、全く教えの通りにできなくて自分の能力のなさがよくわかります。
ただ、本の名前等固有名詞には『』(二重鉤括弧)を使うということだけはこれから守っていこうと思っています。