家を借りたり、家を建てたりということは一生にそう何度もあることではありません。
自分は賃貸で2回ほどマンションを借りて、分譲マンションを買って、一軒家を建てました。
たぶん他の人に比べると、少しは不動産のことに詳しいのかもしれませんが、不動産屋さんに対する怪しいという思いはずっとあります。
大きな金額が動く不動産に対して、自分も含めて借り手はかなり情報不足の状態で交渉しないといけないからだと思います。
正直不動産
そんな状況を少しでも改善したいと思い手にとったのが、「正直不動産」という漫画です。
不動産関連の本は、過去に紹介したようにいくつか読んではいたのですが、実際の取引となるとなかなかピンとこなくていました。
漫画なので、ストーリーに沿って自然と不動産屋さんの手口がわかります。
正直不動産の内容ですが、嘘ついてなんぼの不動産営業マンである永瀬は登坂不動産のエース。
そんな永瀬が地鎮祭で石碑を壊して以来、嘘がつけなくなってしまいます。
嘘がうまくつけない正直営業で不動産の裏側をぶっちゃけるという。
もちろん成績は落ち込みますが、正直営業でお客さんからは好かれます。
正直不動産の巻末には解説文も用意されており、不動産に関する時事ネタも知ることができます。
例えば売り手と買い手の両者から手数料をもらうことを「両手」というなんて知らないですよね。
おとり物件目当てに訪れた客に本当のことを言ってしまう永瀬。
永瀬が正直営業でどこまで通用するのか楽しみながら読んでいます。
ナニワ金融道もそうですが、自分の知らない世界を知るには漫画は最高の教科書です。
本書を読んでしっかり情報武装した上で不動産屋さんと付き合いたいものですね。
正直不動産は、不動産屋に騙されたくない人は必読です。