座敷わらしに好かれる部屋、貧乏神が取りつく部屋【書評】

3.0


オフィスのレイアウトを変えたことで少し気分が上がったこともあり、その流れで「座敷わらしに好かれる部屋、貧乏神が取りつく部屋」という本を読みました。

本書は貧乏神が取り付いて離れない不幸な主人公が、その貧乏神の教えの反対をすることで、不幸から抜け出すというストーリーになっています。

座敷わらし思考を身につけることで、幸運&金運がなだれ込むという触れ込みだったので、かなり怪しいと思いながら読みましたが、いってることは至極まっとうでした。

著者は1000軒以上の「家」とそこに住む「人の心理」を見てきた「空間心理カウンセラー」。

心と現実の状態を一致させる

やろうと思っていているのにできてないことがあると、人間は物凄くストレスを感じる。この状態を心と現実が一致していない状況と著者は言います。

例えば、散らかっていてもあえて散らかしていると思って、自分の意思でそうしていると思うと心と現実が一致する。現実をありのままに受け入れて、あえて自分がそうしていると思うと気分が楽になります。

相手が得することを積極的に考える

まずはライトな感覚で相手が少しでも得したと感じてくれることをしてみようとすることが大事です。京セラ創業者の稲盛和夫さんが言われる「利他の心」に共通しますね。

喜びにつながる決断をする

どんな時に自分が喜びを感じるかを考え、その喜びを感じられることをする。意外に自分でもできてなかった気がします。やりたいと思うことを後回しにして、やらなければならないと思ってしていることが多いです。

直感を大切にした行動する

できない理由を並べあげて、行動しないのではなく自分の直感に従って「する」を意識する。「〇〇しないようにする」のではなく、「する」というシンプルな行為に置き換えていくことが大切。

片付けは3箇所を気をつける

片付けに関しては、シンプルに以下の3点を気をつけるべき。部屋を喜ばせることで自分の気持も上がってきます。

玄関を整える

玄関は入り口であり、出口であるので何もない状態がベストです。さらにアロマオイルなどを置くことで、帰ってきた時にリラックスした気持ちになれます。

幸せは玄関からやってくるイメージを持つことが大事です。

床面積を広げる

床に足の踏み場がないと足元がおぼつかなくなり、不安定になります。

床にものを置かずに、難しい場合は物を寄せるだけでも良いので、床面積を広げ、床を美しく保つことで、心の安心感と安定感が得られるそうです。

まずはオフィスの床だけでもきれいにしてみようかと思います。

窓を美しく磨く

外とのつながりは窓から入ってきます。窓をきれいにしておくことで、良い流れをつくりだします。

光は生命を活性化させるともいわれていますので、窓をしっかり磨いて太陽の光を取り入れられるようにしたいと思います。

どれも簡単なことばかりなので、直感を信じてやれることからやっていこうと思います。